2011年12月アーカイブ
最近建てられる住宅は、オール電化住宅がほとんど?と思うくらいシェアが増えているようです。
オール電化住宅とは、暖房機、調理機器、給湯器が電化製品であるものをいうのですが、暖房機を何にするかが一番悩みどころの様です。
オール電化住宅の暖房で一番採用されているのは、蓄熱暖房機というレンガブロックの入ったもので、電気料金が安い夜間電力を使い、夜の内にレンガブロックに電気を通し蓄熱させ、日中はその熱を自然放熱させ全館暖房するものが主流の様です。ただし、機器自体が比較的大きく、室内の床上に設置するものなので、間取りを考える上で結構邪魔になる見たい・・・。
その他の暖房機としてはエアコンや床暖房などありますが、常時電気を使用するため電気料金が結構掛かるみたい・・・。
私の友人も新築するに当たり、オール電化住宅で建築しようと・・・決心。色々仕様を決めていく上で一番悩んだのが、やっぱり暖房は何を使おうか?という事だったそうです。そこで熟慮の結果、『床下蓄熱暖房システム』というものを採用したそうです。・・・助言したのは私ですが・・・。
この床下蓄熱暖房システムとは、床下の基礎の部分に蓄熱機器を設置し、床下から輻射熱で部屋全体を暖めるものです。一般的な床上設置タイプの蓄熱機器に比べ、間取りの制限は無く、また、1階床全体が温まるため、暖房機の有るところと無いところで起こる室温のバラツキが無いところが実に素晴らしい!
床下蓄熱システムは幾つかありますが、その友人が採用したシステム名は『涼暖ベース』というもので、給湯器のエコキュートと同じ原理のヒートポンプを使い温水を循環させ暖房するシステム!そればかりか、名前に涼とあるように夏場は冷水を循環させることで冷房もできる優れもの!!経済的にも優れた効果を発揮しそうです。
最近の住宅はすごい勢いで進化しています。新築を考えている方は検討してみては如何ですか?
by ワトソン.M